今週もラテン圏からアツい新作MVが続々登場!
ドミニカの王者たちが再び火を噴き、南米からはストリート感満載のトラップ勢が攻勢。
さらにベテラン勢も存在感を放ち、ジャンルを超えた“ラテンの今”を体感できる5本をセレクトしました。
El Alfa “El Jefe” x Lapiz Conciente – TA TO FRIO
ドミニカを代表するEl Alfaと、伝説的ラッパーLapiz Concienteの最強タッグが実現。
重低音の効いたデンボウビートに、二人のバースが鋭く交錯する。
映像はハードなストリート感全開で、ドミニカの熱気そのものを封じ込めたよう。
一度聴けばコール&レスポンスのフレーズが頭から離れない、まさに現場仕様の1曲だ。
FLVCKKA, Sleezy O & Maury – Hotel Room
クラブプレイを想定したモダン・ラテンチューン。
乾いたハイハットとミニマルなキックが夜の都会を駆け抜ける。
英語圏クラブにも馴染むほど洗練された音作りで、トレンド感が抜群。
メロディとラップの切り替えもスムーズで、フックの残響が心地よく残る。
Cris MJ – 30 Mil Pies
チリの人気アーティストCris MJが放つ、メロウなトラップバラード。
タイトルの“30 Mil Pies”(3万フィート)は上空を意味し、浮遊感のあるサウンドが象徴的。
柔らかなオートチューンと穏やかなビートが作り出す“夜の飛行”のような世界観。
恋愛の甘さとストリートの硬さが同居した絶妙なバランスで、聴くほどに深みが増す。
落ち着いた時間帯にじっくり聴きたい一曲。
Loyaltty, Marcianeke, Lewis Somes – SEH
チリの若手3人が集結したストリート・アンセム「SEH」。
Loyalttyの軽快なフロウに、Marcianekeの低音ボイスが絶妙なコントラストを生む。
Lewis Somesのメロウなパートが楽曲全体に抜け感を与え、耳に残る仕上がり。
ビートはシンプルながら鋭く、現地クラブでも映える中毒性。
チリ・トラップの勢いを象徴する、2025年のバンガー候補だ。
J Alvarez x Montana The Producer – Sustancias
ベテランJ Alvarezが帰ってきた。
名匠Montana The Producerと組んだこの新曲は、クラシックなレゲトンの香りを残しつつ現代的にアップデートされた一曲。
艶やかなヴォーカルと堅牢なビートが絶妙に絡み合い、夜のフロアにぴったりのムードを作り出す。
J Alvarezらしい余裕と気品、そしてトラップ世代との距離の詰め方が見事。
成熟と進化を同時に感じさせる、まさに“ベテランの貫禄”を示す作品だ。
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