【第68回GRAMMY賞】Bad Bunnyが“スペイン語アルバム初”の快挙!2026年受賞結果で見るラテン勢の存在感

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2026年2月1日(現地時間)、ロサンゼルスで開催された第68回グラミー賞は、ラテン/レゲトン勢にとって歴史的な一夜となった。
最大のトピックは、プエルトリコ出身のBad Bunnyがアルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』でAlbum of the Year(年間最優秀アルバム)を受賞したことだ。

これは、スペイン語アルバムとして史上初のAlbum of the Year(年間最優秀アルバム)という意味を持ち、グラミー賞の長い歴史の中でも明確な転換点といえる出来事である。


(BAD BUNNY Wins BEST MÚSICA URBANA ALBUM | 2026 GRAMMYs)

今回のBad Bunnyは、「主要部門にノミネートされた」だけでは終わらなかった。
最終的に3部門での受賞が確認されており、Album of the Yearに加えて、レゲトンの主戦場であるBest Música Urbana Albumも獲得。さらにBest Global Music Performanceでも勝利を収めている。

これは、ラテン/レゲトンが特定の部門内だけで評価される存在ではなく、より広いグローバルな評価軸の中でも結果を残したことを意味する。
ノミネート段階から注目されていた本家GRAMMYでの食い込みが、受賞という形で明確に可視化された夜だった。


一方、主要部門のもう一つの注目点であるRecord of the Yearは、Kendrick Lamar & SZAによる「Luther」が受賞している。
ここが「Bad Bunnyが主要部門を総なめにした」という構図ではない点も、2026年のグラミー賞を正確に捉える上で重要だ。

Album of the YearはBad Bunny、Record of the YearはKendrick Lamar & SZA。
この分担構造こそが、今年のグラミー賞のバランス感覚を象徴している。


ラテンに目を向けると、2026年はレゲトンやアーバン系だけでなく、周辺ジャンルでも結果が広がった年だった。
Best Música Mexicana AlbumではCarín Leónが受賞し、メキシコ圏ラテン音楽の存在感を改めて示している。

さらにBest Tropical Latin Albumでは、Gloria Estefanの『Raíces』が受賞。
世代やスタイルの異なるアーティストが評価されたことで、「ラテン=単一ジャンル」ではなく、多層的な音楽市場としてグラミー賞に組み込まれていることが浮き彫りになった。


レゲトン/ラテン・アーバン視点で見たとき、やはり最大のポイントはBad Bunnyの“勝ち方”である。
Best Música Urbana Albumの受賞は、シーンの中心人物としての地位を証明するものだが、Album of the Yearの受賞はそれ以上の意味を持つ。

言語、地域、ジャンルの壁を越え、スペイン語作品が本家GRAMMYの最上位評価軸で勝ち切った
これまでラテン音楽は「ラテン部門で強い」という文脈で語られがちだったが、2026年はその前提が明確に更新された年として記憶されるだろう。


なお、ラテン音楽全体の賞レースの流れを俯瞰したい場合は、先に公開しているラテン・グラミーまとめも合わせて参照すると理解が深まる。

リンク:https://reggaetonjp.com/2025-latin-grammys/


受賞結果が出た今だからこそ、ノミネート段階で見えていた構図と、最終的な勝者の位置づけをセットで確認しておきたい。
2026年は「Bad Bunnyが強かった」で終わる年ではない。

スペイン語アルバムがAlbum of the Yearを獲得した年”として、グラミー賞の歴史に刻まれた。
この出来事が、今後のグラミー賞とラテン/レゲトンの関係をどう変えていくのか。次の一年の動きまで含めて、注視していきたい。

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