
Bad BunnyやKarol Gは分かるけど、新世代が多すぎて……!

重要なのは“本当にブレイクするニューカマー”を見抜くことだ。

感覚じゃなくて、基準が欲しいっす!

- SNSでのバズ:TikTokやReels起点で拡散しているか
- 大物との接点:Bad BunnyやFeid級と絡んでいるか
- フェス/ツアー実績:国際舞台に出始めているか
- ジャンルの差別化:トラップ/アフロ等の掛け合わせで独自性があるか
- ストリーミング実績:SpotifyやYouTubeで数字が伸びているか

まずはどこから行きます?

Hot Artists 2025──注目の新世代を紹介していく。
1. Mattei(マッティ)
出身:プエルトリコ グアニカ(Guánica)
代表曲:「Pa’ Las Girlas」(2025)
スタイル:オールドスクール感あるレゲトンを現代風にアップデート
2025年2月にリリースされたデビュー曲「Pa’ Las Girlas」は、オールドスクールなレゲトンに現代的なエッセンスを加えたサウンドで、TikTokをはじめとするSNSで大旋風を巻き起こした。Nicky JamやFeidといった業界の大物たちが楽曲をシェアしたことで、瞬く間に注目を浴び、クラブやパーティーの定番ソングになった。懐かしさと新しさを兼ね備えたそのスタイルは、リスナーに鮮烈な印象を残した。ストリーミング再生数やShazam検索数も急上昇しており、2025年の最注目株として期待を集めている。
2. Dei V(デイ・ヴィー)
Dei Vは、Bad Bunnyとの共演で世界に名を広めた新世代のラッパー。2024年にリリースされた「VelDÁ」はBillboard Hot 100で最高23位を記録し、プエルトリコの次世代スターとして注目を浴びた。ストリート感あふれるリリックと強烈なフロウは、従来のレゲトンを聴いてきた層にも新鮮に響き、ラテン・トラップと融合することでさらに幅広いファンを獲得した。YouTubeでも数千万再生を突破する楽曲を抱え、その実力はすでに折り紙付きだ。2025年は世界規模での飛躍が期待される存在だ。
3. Omar Courtz(オマル・コーツ)
出身:プエルトリコ ベガ・バハ(Vega Baja)
代表曲:「En Su Nota」(2023)
スタイル:レゲトンにR&Bやトラップを取り入れたメロディアスなアプローチ
TikTok発のヒットで火がついたOmar Courtzは、2024年のアルバム『Primera Musa』で評価を確立した。2025年にはマドリードやバルセロナなどでスペインツアーを予定しており、国際的な飛躍の年になると見られている。彼の音楽はレゲトンのリズムにR&Bのしなやかさやトラップの重厚感を織り交ぜることで、他の新人とは一線を画す魅力を放っている。既に多くの大物アーティストとのコラボ経験もあり、今後はプエルトリコを代表する次世代スターの一人として位置づけられるだろう。
4. RaiNao(ライナオ)
出身:プエルトリコ カロライナ(Carolina)
代表作:アルバム『Capicú』(2024)
スタイル:ジャズ、R&B、オルタナティブを織り交ぜた実験的スタイル
RaiNaoは、レゲトンの枠を越えて音楽の可能性を広げる存在として注目されている。ジャズやR&B、オルタナティブポップを取り入れた作品は独創的で、プエルトリコのシーンに新しい風を吹き込んだ。「SXSW」や「Baja Beach Fest」といった国際的なフェスにも出演し、すでにグローバルな評価を得ている点も大きな強みだ。さらにBad Bunnyの最新作にも参加したことで、一気に幅広いリスナーにリーチした。独自のアーティスティックなスタイルは、2025年のラテンシーンにおける実験精神を象徴する存在といえるだろう。
5. Young Miko(ヤング・ミコ)
出身:プエルトリコ アレシボ(Arecibo)
代表作:アルバム『att.』(2023)
スタイル:Latin trap/ReggaetonをベースにLGBTQ+の視点を盛り込む
Young Mikoは、ラテン音楽界で最も勢いのある女性ラッパーの一人だ。2025年のグラミー賞「Best Música Urbana Album」に女性として唯一ノミネートされ、社会的にも大きな注目を集めた。力強いフロウとエンパワメントに満ちたリリックは、LGBTQ+コミュニティをはじめ、多様なリスナーから共感を得ている。ストリーミング再生数も順調に伸び続けており、すでに国際的な存在感を放ち始めているのが特徴だ。プエルトリコ発の新しいアイコンとして、今後さらに影響力を拡大していくことは間違いない。
コメント