今週のレゲトン/ラテン新作MVは、クラシックなレゲトンの原型から各国アーバンの現在地までを横断する構成となった。
ベテラン勢の存在感と、新世代・ローカルシーンの動きが同時に見えてくる5曲をピックアップ。
Daddy Yankee – Toy Hermoso
プエルトリコ出身、レゲトンの象徴的存在Daddy Yankeeによる最新リリース。
ビートはミッドテンポのクラシック寄りレゲトンで、過度な装飾を排した構成。
低域は控えめだが、リズムのグルーヴ感は健在。フローと声の説得力で成立させる、ベテランならではの一曲。
“今のトレンド”よりも“レゲトンの原型”を再確認させる内容。
Mattei, DJ Urba – Ponte Perra
メキシコ新世代Matteiと、プエルトリコ・レゲトンの重鎮DJ Urbaによるコラボ作。
ビートは90s〜2000sを意識したオールドスクール寄りデンボウ。シンセは抑制的で、リズムとボーカルのノリ重視。クラブ対応力の高い構成で、フロア感覚を強く意識。
AISSA, RVFV – MUCHACHA
スペイン発、アーバン・ラテンで注目されるAISSAとRVFVの共演。
レゲトンをベースにしつつ、ヨーロッパ的ポップ感を注入。キックは軽快で、メロディラインを前に出した設計。
クラブとストリーミングの中間を狙ったバランス感。
現在のスペイン・ラテンシーンの方向性が見える一曲。
Lucky Brown, Tobal Mj, Lyon la f, Germanini, JhonAlex, Tony, Lamelodiadelhampa, Renaglock – Marbella
チリのストリート勢を中心に集結した多人数コラボ作品。
ビートはラテン・アーバン寄りで、USトラップの影響も色濃い。ラップ主体で、歌モノ要素は最小限。
MV含め、ローカル色とクルー感を前面に押し出した作り。南米アンダーグラウンドの“今”をそのまま切り取った一曲。
Eladio Carrión – Buenos Días
プエルトリコ出身、USヒップホップテイストも強いEladio Carriónの新作。
ビートはシンプルなトラップ寄りで、余白を活かした構成。
ラップの間合いと低音の配置が非常に洗練されている。
派手さよりも“言葉と空気感”重視の設計。
US×ラテンを自然に横断するEladioらしさが際立つ一曲。


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