
ラウ・アレハンドロって人、何者なんすか?

いまラテン界で一番踊らせてる男って言ってもいいかもな。
ダンスも歌も一級品、まさに“ネオ・レゲトン”の象徴だよ。

ロザリアとも付き合ってたって噂…マジっすか?

よし、今日はラウ・アレハンドロの軌跡を一緒にたどってみようか。
Rauw Alejandro(ラウ・アレハンドロ)

Instagramフォロワー数:2000万人
X(旧Twitter) : 290万人
Spotify月間リスナー数 : 4914万人
幼少期とバックグラウンド(1993〜2010)
Rauw Alejandro(本名:Raúl Alejandro Ocasio Ruiz)は、1993年1月10日にプエルトリコのサンフアンで生まれた。母マリアはコーラスシンガー、父ラウルはギタリストという音楽一家に育ち、幼い頃からR&Bやラテン音楽の影響を受けて育つ。特に影響を受けたアーティストとして、Michael JacksonやChris Brown、Elvis Crespo、Daddy Yankeeの名前をたびたび挙げている。
少年時代は音楽と同じくらいサッカーにも情熱を注いでおり、プロ選手を目指してアメリカ・フロリダに移住した経験もある。高校卒業後は大学に通いながらプロリーグのトライアウトにも挑戦したが、膝の負傷が原因で夢を断念することに。大きな挫折ではあったが、これが彼を音楽に向かわせるきっかけとなった。
音楽キャリアのスタート(2011〜2017)
2010年代初頭、RauwはSoundCloudやYouTubeなどで自身の楽曲を発信しはじめる。当初のスタイルは、英語のR&Bやトラップに強く影響を受けたものだった。歌唱力に加えてダンスも得意だったため、初期からライブパフォーマンスでは注目を集めていた。
2016年に発表した自主制作EP『Punto de Equilibrio』は、まだ無名ながらも一定のファン層を築き、彼の潜在的な才能を示す作品となった。
2017年にはJhay Cortez、Lyanno、Lunayらと並び“ラテン次世代アーティスト”として注目されるようになり、「Los Próximos」というムーブメントが生まれた。この動きが、彼を一気にアンダーグラウンドからメインシーンに押し上げる布石となる。
ブレイクスルーと成功(2018〜2020)
2018年、RauwはSony Music Latinと契約。以降の彼のキャリアは急速に加速していく。2019年のシングル「Fantasías(feat. Farruko)」は、彼の名前をラテン音楽界に轟かせた最初の大ヒットとなった。Spotifyでは数億回再生を記録し、ビルボードHot Latin Songsでも上位入り。
この頃からRauwのスタイルは、レゲトンのリズムをベースにしながらも、R&Bやシンセポップを織り交ぜた“メロディアス系レゲトン”に進化していく。TainyやCaleb Callowayらといったプロデューサーとのコラボレーションも彼の音楽性に大きく影響を与えた。
2020年にはデビューアルバム『Afrodisíaco』をリリース。セクシーでエモーショナルな世界観を持つこの作品は、批評家からも好評価を得た。
メインストリームの主役へ(2021〜2022)
2021年の2ndアルバム『VICE VERSA』は、彼の音楽的ブレイクスルーを象徴する作品。エレクトロポップとファンク、ディスコを融合させた「Todo de Ti」は、これまでのレゲトンの枠を完全に飛び越えたグローバル・ポップに仕上がっていた。この曲はスペイン、アルゼンチン、メキシコなど各国で1位を記録し、Spotifyで10億再生を突破。ラウは英語圏リスナーにも一気に広まった。
この時期、スペインのシンガーRosalíaとの交際が公にされ、二人は“ラテン界の最強カップル”として注目の的に。VOGUEやGQなどハイファッションメディアでも2ショットが掲載され、音楽界を超えて文化的アイコンとなっていった。
また、彼のライブパフォーマンスの評価も急上昇。バックアップダンサーを従えた完全振付型のステージングは、まさに“踊るレゲトン”という新ジャンルを感じさせた。
世界ツアーとグローバル展開(2022〜2023)
『VICE VERSA』の成功を受け、2022年には2年間におよぶ大規模な「Saturno World Tour」を実施。中南米、アメリカ、スペインを中心に回り、ほぼすべての会場がソールドアウト。特にマイアミやバルセロナ公演では、数万人規模の観客が熱狂した。
2022年11月には、3rdアルバム『Saturno』をリリース。タイトル通り“宇宙”をテーマにしたコンセプト作品で、レトロ・フューチャーなサウンドと、アニメやゲームカルチャーを彷彿とさせるビジュアルが印象的。TruenoやDJ Playeroなど、ジャンルの壁を越えたコラボも多数収録された。
翌2023年には、その続編的な位置づけとなるEP『Playa Saturno』もリリース。破局直後であったにも関わらず、音楽面では衰えるどころかさらに進化を遂げた印象を与えた。
現在と今後の展望(2024〜)
2025年現在も、Rauwはレゲトンとポップ、R&Bを自在に行き来するアーティストとして第一線に君臨している。俳優業にも意欲を示しており、IMDBでは短編作品への出演歴も記録されている。映画、ファッション、音楽などカルチャーの交差点に位置する存在として、今後の動きにも注目が集まる。
また、Rauwはアーティストとしての独立性を保ちつつも、新人育成やプロデュースにも関心を示しており、将来的には自身のレーベル設立もありうると噂されている。
オススメ3曲
1.「Todo de Ti」
レゲトンを超えたグローバルヒット。80’sファンク×ポップの爽快感で、幅広い層に刺さる代表曲。
2.「Lejos del Cielo」
アルバム『Saturno』収録。情緒的なボーカルと幻想的なサウンドで、“未来志向のRauw”を体現。
3.「Baila Conmigo」Selena Gomez & Rauw Alejandro
ブレイクのきっかけとなった1曲。メロウでキャッチーなフックは“メロディアス系レゲトン”の原点。

未来のレゲトンって、こういうことなんすね。
プレイリスト組み直します!!
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