今週(2026年3月22日〜3月28日)のラテンシーンは、非常にエネルギッシュな1週間となりました。
パリやミラノのファッションウィークを経て、アーティストとしてのオーラを一段と高めたBecky Gの最新作をはじめ、アルゼンチンとチリの勢いを一本に束ねたMaria Becerraの戦略的コラボ、さらには1日で10万再生を叩き出すチリ勢の爆発力など、厳選5曲をピックアップ!
Becky G, elkan – MARATHON
パリ・ミラノのファッションウィークへの登場を経て、満を持してリリースされたBecky Gの最新シングル。英語とスペイン語をシームレスに行き来しながら、強さと自信を”マラソン”というメタファーで表現したラテン・アーバントラック。ミラノで撮影されたMVには、車の上に立つシーンやパパラッチのフラッシュを浴びるカットが印象的に盛り込まれ、”世界の視線を受けながら走り続ける”コンセプトが映像でも貫かれている。エルカン(elkan)との初コラボで、コレオグラフィーとストリート感が同居する、今のBecky Gをそのまま体現した1曲と言える。
Maria Becerra, Jere Klein, Lucky Brown, XROSS – QUÉ GANAS DE COMERTE
アルゼンチン出身のMaria Becerraが、チリ・レゲトンシーンを牽引するJere KleinとLucky Brownと組んだコラボシングル。プロデューサーはエクアドル出身のXROSSで、3人の異なるバイブスを一本の線で結んだサウンド設計が光る。MVはバレンティン・エレロ監督がチリでロールし、ヨット・ヘリコプター・豪華なロケーションが次々と登場し映えとスタイルを重視した映像に仕上がっている。アーバン路線に再接近したMaria Becerraにとって、南米のリスナーを横断的に巻き込む役割を持った戦略的な1曲でもある。
El Jordan 23, Cachirula, Flvckka – MEXICANA
チリ・レゲトン界で存在感を強めるEl Jordan 23が、CachirulとFlvckkaを迎えてリリースしたパーティ仕様のコラボトラック。タイトルの”MEXICANA”が示す通り、メキシコ的な情熱やノリへのオマージュが軸にあり、三者のフロウがそれぞれ個性を出しつつ自然にリレーしている。ビートはシンプルで抜けがよく、フックのキャッチーさもあってプレイリストやTikTokとの相性は抜群。MV公開から1日で約10万再生に達しており、チリ発シーンの勢いをそのまま体現したリリースになっている。
Amara La Negra x Boy Wonder CF x CharleeWay – To The Top
Boy Wonder CFの企画『La Liga Femenina』に収録された、Amara La NegraとCharlee Wayによる女性主体のアーバン・アンセム。タイトル通り「頂点へ」というテーマを掲げ、自信・上昇志向・連帯感を軸にした一本筋の通ったリリックとなっている。Spotify・Apple Music・OTOTOY・BPM Supremeとプラットフォームを問わずプッシュされており、La Liga Femenina収録曲の中でも代表的なトラックとして機能している。
Ronald El Killa x Reykon – Tu Turno
「El junte que no falla(裏切らないタッグ)」の触れ込み通り、Ronald El KillaとReykonが再び組んだレゲトン・バンガー。プロデューサーはOvy on The DrumsとRuso Beatsが担当し、現行のラテン・アーバンど真ん中の、洗練されたクラブサウンドに仕上がっている。
2人はかつて「Tu Cuerpo Me Llama(Remix)」でも共演しており、今回の「Tu Turno」はその流れを受けた”ベテランの本気コラボ”として注目を集めた。タイトルが「今度はあなたの番」という挑発的なニュアンスを持ち、得意の恋愛・駆け引きテーマをそのまま踏襲した、2人らしさ全開の一曲です。


コメント