2026年5月も第2週に突入し、ラテン音楽シーンはいよいよ夏のアンセム争いが本格化してきました。今週は、シーンの頂点に君臨するスターたちの大型コラボから、SNSを揺るがすバイラル必至の問題作まで厳選した5曲をお届けします。
Feid – Que vuelta vox
Feidの『EL GREEN PRINT: La Saga (Disc 1) — FEID VS FERXXO』からの1曲。タイトルの「Que vuelta」はキューバ由来の挨拶スラングで、別れた相手のチャット画面を見返しながらも「どうしてる?」と心の中で問いかける未練ソングになっている。ビートはミニマルで、低音とシンセのサウンドの上を、Feid特有の鼻にかかったボーカルが滑っていく感じが心地よいという声が多い。SNSではアルバムの中でもリピート率が高い曲として言及が多く、「FEID VS FERXXO」の二面性を象徴する1曲と受け止められている。
Ryan Castro, J Balvin – UNA A LA VEZ
J BalvinとRyan Castroによるコラボ・アルバム『OMERTA』のオープニングを飾る1曲で、プロジェクト全体の顔として各メディアで大きく取り上げられている。ビートはダンスホール寄りのリズムにメデジンらしい打楽器を交えた構成で、海辺のパーティとストリートの空気が同時に浮かぶようなサウンドが印象的。歌詞は「一度にひとりずつ楽しもう」という遊び心満載の内容で、2026年のコロンビア・アーバンを象徴するフロア向けアンセムになりつつある。
Polimá Westcoast, Nacho G Flow – BAJENPAKA!
チリ出身のPolimá Westcoastが、Nacho G Flowと組んで届ける最新のレゲトン・チレノ。公式説明でも「ラテンのペレオと2026年の新しいアーバンサウンドをつなぐ曲」と位置づけられており、夜のクラブを想定した重めのベースとシンプルなシンセが特徴。コメント欄では「これぞチリの現場の音」「ポリマらしいメロディとラップのバランスがちょうどいい」といった声が多く、ローカル色と普遍性のバランスを評価するファンが目立つ。YouTubeでも公開直後からラテン系リアクション動画が増えており、南米レゲトンの新機軸としてじわじわ広がっていきそうな1曲。
Seidy La Niña & La Perversa – Negro Remix
キューバ出身のSeidy La Niñaが2026年初頭にヒットさせた「Negro」を、ドミニカのLa Perversaと再構築したリミックス版。ビートはキューバのreparto〜デンボウ寄りで、2人のラップとコールが応酬する形になっており、「カリブ海アーバンのトレンドを凝縮した一曲」という評価も出ている。ビデオはドミニカの街中で撮影され、カラフルなスタイリングとダンスが画面いっぱいに広がる世界観で、今年のラテン圏SNSを騒がせる1曲になりそうである。
LA JOAQUI, GUSTY DJ – JAMÓN
アルゼンチンのラッパー/シンガー、La JoaquiがGusty DJと組んだ「JAMÓN」は、RKT〜トゥールロ(turro)文化ど真ん中のクラブ向けチューン。歌詞では、自分の「curvas(カーブ)」や「jamón(ハム)」にたとえたボディを武器にナイトライフを闊歩する女性像を描き、TikTokではサビの「que culazo, quiero que le des un cachetazo」の部分が早くも切り取られている。アルゼンチンRKTの“悪ガキ感”とポップ性を両立させたサウンドで、南米クラブの現場からじわじわ広がっていきそうな仕上がりになっている。


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